薬価キーワード ざっくり解説!
不採算品再算定と供給状況の改善
第53回 その「効果」をどう見るか
2024年12月1日号
23、24年度と、2年連続で「特例的な」不採算品再算定が実施された。急激な原材料費の高騰、安定供給上の問題に対応するため「薬価の下支え制度の充実を図る」というのが狙いだ。一部例外はあるものの、企業から希望があった「全品目」に対して、不採算品再算定を適用した。
不採算品再算定は「保険医療上の必要性が高いと認められるもの」「薬価が著しく低額でメーカーが製造販売を継続することが困難なもの」に対して、メーカーが供給停止に陥らないよう、薬価上の措置を施すルールになる。
販売から時間が経過すると、薬価改定を経るごとに薬価が低くなる一方で、薬事規制の見直し・厳格化、設備の老朽化などで生産体制を維持するコストが嵩む。それで不採算化が進んで、メーカーは供給が難しくなる場合に「不採算に陥った」ことを申し出て、認められれば、再算定による...
23、24年度と、2年連続で「特例的な」不採算品再算定が実施された。急激な原材料費の高騰、安定供給上の問題に対応するため「薬価の下支え制度の充実を図る」というのが狙いだ。一部例外はあるものの、企業から希望があった「全品目」に対して、不採算品再算定を適用した。
不採算品再算定は「保険医療上の必要性が高いと認められるもの」「薬価が著しく低額でメーカーが製造販売を継続することが困難なもの」に対して、メーカーが供給停止に陥らないよう、薬価上の措置を施すルールになる。
販売から時間が経過すると、薬価改定を経るごとに薬価が低くなる一方で、薬事規制の見直し・厳格化、設備の老朽化などで生産体制を維持するコストが嵩む。それで不採算化が進んで、メーカーは供給が難しくなる場合に「不採算に陥った」ことを申し出て、認められれば、再算定による引
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