先般、新型コロナに感染し自宅療養中の妊婦さんが破水し、医療機関の受け入れ先が確保できず、新生児が死亡という痛ましいニュースがありました。
それを受け、東京産婦人科医会より、自宅や宿泊施設で待機中の妊婦さん向けた
健康観察(①呼吸状態、心拍数や呼吸数の計測②体温③パルスオキシメーター(サチュレーションモニター)での酸素飽和度(血液内の酸素の量:SpO2)の計測)
を行ったうえで
以下の症状が出た場合の対応について配信しています。
(A)以下の場合には、かかりつけの産婦人科の先生もしくは保健所に連絡してください。
①1時間に2回以上の息苦しさを感じる時
②トイレに行くときなどに息苦しさを感じるようになった時
③心拍数が1分間に 110 回以上、もしくは呼吸数が 1 分間に 20 回以上
④安静にしていても酸素飽和度が 93-94%から1時間以内に回復しない時
(B)以下の場合は、すぐに救急車を要請してください。
①息苦しくなり、短い文章の発声も出来なくなった時
②酸素飽和度(SpO2)が 92%以下になった時
(A)の場合には、自施設もしくは、各地域で整備された新型コロナ感染妊婦の搬送システム(周産期医療リエゾン、保健所、救急隊など)をご活用いただき、早めの入院療養をご検討ください。
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「帰省分娩を断念された妊婦さん」、「都立・公社病院で分娩が出来なくなった妊婦さん」の受入れ先病院一覧(2020年8月調査)についてはこちら
東京産婦人科医会 HP